わきの下は誰でも他の場所より汗の量が多いものだが、わきが体質の人はそのアポクリン腺の数が多い場合がほとんどなので、必ずしも汗が多いからわきがだというわけではない。
しかし、わき毛の脱毛によってわきがの臭いの根本であるアポクリン腺を除去されるわけではないので、わきの臭いを完全になくすことはできない。わき毛の脱毛は、あくまでもわきが対策の方法のひとつである。しかし、わき毛が太くて多い人は、雑菌が繁殖しやすくなりわきがの原因になりやすいし、毛の量が多いほど、わきがの元であるアポクリン腺も多い傾向があので、やはりわき毛の脱毛はわきがには効果的であるといえよう。
1.清潔にすること。脇の下に汗をかいた時はすぐにふき取るようにし、衣服についた汗と雑菌によって臭いが発生することもあるので、汗をついた衣服はなるべく着替えるようにすること。
2.食事に気をつけること。動物性脂肪にふくまれる「不飽和脂肪酸」の一部はアポクリン腺や皮脂腺から分泌されるが、これがわきがの臭いの原因である。脂は雑菌にとってはいいえさになるので、高カロリー・高脂肪の食事をできるだけ避けるようにしたほうがよい。また発汗しやすくさせる塩分やアルコールと、必要以上の水分はなるべく控えること。
1.わき毛が太くて濃い場合。この場合には、皮膚の雑菌が多くなっている。わきがの臭いは、アポクリン汗を雑菌が分解することによっておこると考えられるため、脇毛が太く濃い場合には、わきがの臭いが発生しやすくなるのである。
2.洋服のワキの部分に黄色い汗ジミができる場合。いわゆる黄バミだがこの原因も、アポクリン腺からの分泌液に含まれる脂肪やタンパク質、鉄分、色素などによるものである。なので黄色いシミがよくできる人は、このアポクリン汗腺の分泌量が多いと考えられ、これがわきがの原因となる。3.耳あかがネットリと湿った感じである場合。外耳道には多くのアポクリン腺が分布しており、耳垢が湿っている人は、脇の下のアポクリン腺の分泌も盛んだと考えられる。だが、外耳道が湿ることは、他の理由がある場合もあり、わきがだと断定はできない。
4.肉親にわきがの人がいる場合。わきがは遺伝するという医学上の定説があり、片親がわきがの場合は約50%、両親ともにわきがである場合は約75%の割合で、子供にわきがが遺伝すると言われている。5.緊張したり興奮すると大量の汗がでる場合。このタイプの方は多汗症だと考えられる。普通の人でも緊張したりすると汗をかくものだが、着衣がべったり湿ってしまうほどの汗が出る人は、多汗症であると考えられる。多汗症であるからわきが体質だとはいえないが、可能性は大きい。
これらがわきが体質の目安として考えられているが、この中の1つが当てはまるからといって、わきがだというわけではない。まずは自身の体質をよく知ることである。
1.皮膚切除法 脇の下の有毛部の汗腺や皮脂腺、毛根を皮膚ごと切り取るという方法で、確実に効果を得られることが多く、再発も少ないのがメリットである。しかし傷が目立ったり取り残しや引きつりをひきおこすおそれがあるのが難点で、いまではほとんど行われていない古い方法である。
2.皮膚組織削除法
わきの下の皮膚の一部を切開し、汗腺を削除するための器具を挿入し、汗腺を除去するという方法で、傷跡は皮膚切除法よりも小さいのがメリットであるが、汗腺の一部が残ってしまい、再発する危険がある。
3.超音波法 脇の下の皮膚に穴を開け、超音波を発生させる管を入れ、アポクリン汗腺をこわす方法で、患者にとっての負担も少なく、皮膚の皮膚の生着も早いのが利点あるが、 汗腺の一部が残る可能性があり、再発のおそれがある。
4.直視下剪除法 脇の下の皮膚を3~4センチ切り開き、アポクリン腺とエクリン腺を直接目で確認して取り除く方法で、技術がしっかりしていれば取り残すことなく再発もないのが長所であるが、傷痕が残ったり、手術の後の圧迫や経過が少し長いのが難点である。5.マイクロリムーブ法 これは、脇の下の1センチ弱の入口から治療器を挿入し、アポクリン汗腺とともにエクリン汗腺も破壊する方法で、アポクリン汗腺を破壊・除去するので治療効果が高く、エクリン汗腺も除去するので多汗症にもよい方法である。またこの方法は再発の心配もあまりなく、傷痕も小さくて術後の回復が早い。
